ハードディスクレコーディング専用マシンを作る

ハードディスクレコーディング(以下HDR)。その名の通 り、パソコン等に使用されているごく一般的なハードディスク、またはMO、ZIP、JAZZドライブといったメディアにオーディオデータを記録するわけだ。専用DSPハードウェアで駆動するタイプや単体で機能するHDR専用機も存在するが、このコンテンツではMacintoshをCPUベースのHDR専用マシンに仕立ててみようと思う。さて、そのあるべき姿とは?

 
はじめに  
9600 flont 001  

最新最速のマシンを手に入れてしまえば、いとも簡単に高速HDR環境を構築できる。常に最新最速マシンを買い続ければすむことだ。が、そのような行為は僕にとっては到底不可能だし、もし可能だったとしても、やはり相応の努力はするだろう。現有マシンのポテンシャルを限りなく100%近いラインまで引き出したい、という欲求が僕を突き動かすのだ。仮に徒労に終わったとしても、それはそれでいいと思う。楽しみと目標がまた増えたわけだから。それに少しだけ賢くなったかもしれないではないか。水面下で煩悩が増殖している可能性はあるが...。

さて、これから作り上げようとしているのはHDR専用機である。つまり音楽を創作するための道具である。しかるに、「ただ速けりゃいいのか?」という疑問もあるのだ。パフォーマンスを追求するあまり、使い易さが犠牲になったのでは本末転倒ではないのか? だって、LanguageKit無しの英語版OSで、文字化けファイルを一生懸命探すなんて滑稽ではないか。

このコンテンツ「ハードディスクレコーディング専用マシンを作る」 では、このような事を念頭に置きつつ、実際に現有マシンを用いて行う作業を掲載していくつもりだ。読者の方々にできるだけ具体的に伝えたいので、画像も大きめのものがいくつか使用されると思う。ロード時間が少し長くなるページも出現するかと思うが御容赦頂きたい。我慢ならない時には、ロードを中断してしまって文章だけを読んで頂いても構わない。

 
使用マシン  

Apple PowerMacintosh9600/300を使う。なぜ今さら9600なのか? もっと速いマシンがあるのに? 理由はいろいろあるのだ。例えば...

   
1. 新型と旧型は同義語。
2. このマシンが「僕は元気です」と言っている。
3.

PCIスロットが6つある。

4. ハードウェア依存のトラブルがほとんど無い。あっても既に報告済みの場合がほとんど。
5. 電源が強力。390Wある。
6. 内部空間に余裕があるため、機器増設が容易。
7. 虹色りんごのマークがついてる。

まだまだある。しかし、さすがに604e/300ではツライだろう。G3カードに換装するべきだろうが、この件については後述する。ところで、次のような疑問についてはどう考えればよいだろうか?

  9600 side 001
 
HDRにはどのようなプラットフォームが適しているのか?  
もし、あなたがプラットフォームの選択について迷っているのなら、もうこれ以上深刻に考えるのはやめよう。リラックスして、自分の中に既に存在している筈のイメージにフォーカスするのだ。フィルターのかかった情報や周囲の思惑など無視してしまえばよい。なげやりに書いているのではない。結構本気である。確かに情報収集は必要だし、収集した情報の分析も重要なファクターではあるが、それらは「音楽をつくる道具」を選ぶ上での決定打にはなり得ない。仕事がらみで否応なしの状況なら迷う必要もないのだが、自分で選択できるのなら勘と嗅覚をみがいて、自分が欲しいものを嗅ぎ分けよう。情報は自分の感性を証明するために利用するものだ。
 
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