1. Original Spec
作業に入る前に、PowerMacintosh9600/300のオリジナルスペックを確認しておこう。
 
1-1. [OriginalSpec表]
発売時期 1997.10  
CPU

PowerPC604e/300MHz
32KBオンチップデータキャッシュ、32KBインストラクションキャッシュ、2次キャッシュメモリ(Inline キャッシュ)1MB

システムバスクロック 50MHz / キャッシュバスは100MHz
メモリ 64MB(DIMMを使用)
ビデオアクセラレータ IXMICRO社製Twin Turbo-128(VRAM8M)
ハードディスクドライブ IBM DCAS34330(4.2GB/5400RPM/50pin)1台
-->内部FastSCSIバスに接続
HDD SPEC一覧
PCI拡張スロット

6基。
ただしTwinTurbo128が最下段にセット済みのため、空きスロットは5基。

SCSIチャンネル 内部Fast SCSIバス(最大転送速度10MB/秒)
外部SCSIバス (最大転送速度5MB/秒)
電源電圧 AC100〜120V、220〜240V
消費電力 連続使用時:560W、ピーク時700W
 
1-2. 604e/300  

Apple純正604e/300のドーターカードを見てみる。今となっては数世代前のスペックとなったが、最新CPUを入手したからといって安泰でいられるのはおそらく半年。現有マシンをよく知ってこそ、道は開けるというものだ。

 
604e-overview1

Apple純正604eドーターカードの表と裏(どちらが表か知らないが)。ヒートシンクがカード全面 を覆っている(写真右側)。

604e-overview2
 
604e-clock  

CPUのクロック周波数を示すインジケーター用ジャンパー(写真左)と、実際に値を決定するジャンパースイッチ部分(写真下)。左の写真では、設定値300MHzを示すブルーのジャンパーが確認できる。この部分だけ見ると400MHzまで可変可能に見えるが、実際は350MHzが限界だろう。リスクを覚悟してまでクロックアップする価値はない。

今回の作業目標は、快適なHDR環境をGETすること。安定稼働は必須条件だ。また、マシン全体のバランスも重要な要素である。余談だが、この9600シリーズは、350MHzまでのモデルが発売されていた。 604e-jumper
 
604e-Hyper
 
'APPLE HIGH PERFORMANCE PROCESSOR CARD MODEL 1100'の文字(写真上)。「ハイパフォーマンス」というところが諸行無常である。手書きの'70'は何の意味なんだろう。右の写真は白抜きリンゴマーク。基盤にまでプリントするこだわりが好きだ。パーツレベルでは、モノトーンのリンゴは随分前から使われていた。
  604e-White Apple
 
基本スペック補足 - TwinTurboがフルサイズじゃないわけ
購入と同時にメモリは256MBに増設した。9600はメモリインターリーブが効く機種なので、64MB X 4をA1/B1,A2/B2に挿してある。
また、Videoカードは上記スペック表のものが純正であったが、なんと購入1週間でとんでしまったので、製品版TwinTurboを買ってしまい現在もそれを使用している。修理に出せばタダで交換できた筈なのに、「Mac本体ごと持ってこなきゃ交換できない」と言われたのでめげた結果 である。まあ、カードだけ持って来られたって対応できないのも尤もな話ではある。サポートの方の言っている事は正しい。僕に忍耐と努力と節約の精神が足りなかっただけだ。
とにかく、後の章で出てくるVideoカードの写真を見て変に思う方がいるかもしれないが、形状がフルサイズPCIじゃないのはこういう経緯があったから。
 
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